WUGのことをCMの人としての認識で終わらなくて良かった

38日。

自動改札をほとんど使う機会のない田舎民生活を送っているので人混みの移動で苦労しながら、どうにか…WUGのファイナルライブ、想い出のパレードに参加することができた。

楽天先行一次で席は200レベル。「想像していたよりステージが近い!!もっと米粒かと思っていたのに!!トロッコも見やすそう!」と席に着いたときテンションが上がった。過去にSSAに行ったことのある人から椅子はふかふかだよ、と言われたことがあったけど座りやすかった。

私が今回の公演で1番印象に残ったのは「ありがとう」という言葉がたくさん使われていたことだった。

しんみりしたファイナルライブを想像していた私にとって、メンバーが会場にいるたくさんの人に向けて、ありがとう!と言うとそれと同時に会場が明るい雰囲気になるのにただ感動するばかりだった。


私自身はとてもネガティヴな性格で、他人からもよく指摘されることがある。明るいことを考えようとしても、Polarisの歌詞にあるように、黒く塗りつぶされるようなことがしょっちゅうあった。だからこそ、明るい雰囲気のファイナルライブは一層輝いて見えた。


それと同時に私は誰かに「ありがとう」を伝えていないことに気づくことができた。他人に感謝をしたくない、というわけではないのだ。誰 かに何かしてもらったとき、感謝するより先に「すみません」「申し訳ないです」といった言葉の方が先に出ていってしまう。そして、「自分がもう少しちゃんとしなきゃ」「どうしてしっかりできないんだろう」と無意識のうちに自分を責めてしまっている。その癖が数年は治っていなかった。


誰かに助けられたときに謝るばかりでなく、ちゃんと「ありがとう」も伝えなければいけない。と私はライブの翌日に感じた。


WUGのメンバーが様々な人や物に「ありがとう」を伝えているのを見ると、ひとりで頑張ろうとしなくても大丈夫なんだ。何かの力を借りて頑張って良いんだ!と少し安心感を覚えた。


私が初めてWUGを知ったのは東北のイオンとタイアップしたCMだった。しばらくして LINE MUSIC WUGの曲がオススメされたのをきっかけに七人のアイドルとテレビアニメ一期は観た。アニメにはあまりハマらなかったけど、楽曲は好きになった。それから1年後、解散発表があった。


香耶さんの地元ということでこっちにもWUGがファイナルツアーで来てくれる。今までイベントに行こうとしたことは無かったけどせっかくだから行ってみようかな、という気持ちでいたが、その日に予定が入ってしまい無理そうなのでチケットも取らずにいた。


ところがツアー前日の夕方、急に次の日の予定が空いた。チケットはツイッターで譲渡検索をし、会場手渡しをしてもらうことにした。(今思えば、ひとつのプレイガイドでしか販売状況確認していなかった。そこで売り切れていたからもう一般は終了したと思っていた。でも、複数プレイガイドがあるから全て確認するべきだった)


WUGのステージを初めて見て

生で見たステージの中でこんなに引き込まれたグループはない。と思った。映像で見ていた時は魅力に気づいておらず、実際に生で見てやっっと気づけた。実際にステージを見てこのグループすごい!!という大きな感情になったのはWUGが初めて。イメージカラーが使われた露出の少なくて可愛い衣装。CDに収録されている音源よりも生き生きした音楽。


私は女性アイドルのライブにもたまに行くことがある。アイドルにはよくあるイェッタイガーがなくてシンプルなコールだけだった。アイドルのコールはよく分からないから黙ってペンライト振ってるばかりの私が、WUGのコールは楽しい!!と思えた。

昼公演だけで帰ってしまったけれど、その日はとても楽しい思い出になったし、


何よりWUGをイオンのCMの人として覚えているだけじゃもったいないな」と感じることができた。


チケット譲渡してくれた方、ありがとうございました。


SSAには友達が誘ってくれたので行くことができた。仮にファイナルツアーに行かない状態で誘われていたら断っていたかもしれない。

友達には遠征するにあたってたくさん迷惑も掛けてしまって、1人で遠征するときの倍以上疲れさせてしまったと思う。ごめんなさい。

でも、誘ってくれなかったら私はSSAに行こうなんて考えられなかった。一緒に行動してくれてありがとう。そしてこれからも友達でいさせてください!!


WUGのことを、「イオンのCMの人」という認識で終わらなくて本当に良かった。解散前に一度ツアーに行って、WUGの良さに気づくことができて、ファイナルライブに行く決心ができたのは本当に幸せな流れだったと思う。



最後まで読んでいただきありがとうございました。